フロントナックルオーバーホール編 フロント全オーバーホールの2日間 Front Differential, Nuckle & Manual Free Hub Overhaul day 1
フロントナックルオーバーホール編 2日目 弟のおかげでフロント全部オーバーホール Front Knuckle,Brake Caliper,Hub bearing overhaul day2
今回新品に交換した部品
ナックルの部品
- ナックルオイルシール
- ナックルのリテーナー(防錆塗装塗りました)
- ナックルのパッド
- ディフのホーシング両先端のオイルシール(シールのリップ部にもスーパーグリスH
- キングピンベアリング(スーパーグリスCを塗布)Koyo製Bearing 左右の上下分 計4個
- スズキスーパーグリスH(ナックルハウジング内に牛のうんこの量くらいマニュアルでは150gまたはハウジング内30%ほど ドライブシャフトのボールジョイント部にもたっぷり塗り入れました。ナックルハウジング内だけじゃ無く外側とナックルのオイルシールリップ部にも忘れなく)
ブレーキキャリパーの部品
- ブレーキキャリパーピストン(ミヤコ自動車工業製)
- ピストンのブーツ (ブレーキグリスも)
- ピストンのリング
- スライドピン(新品純正)
- スライドピンのブーツ
- ブリーダープラグ
- 新しいブレーキフルードDot4(Astro Products製)
ハブの部品
- ハブベアリング(スズキ純正新品 おそらくNSK製)
- ハブのオイルシール
- スズキスーパーグリスC(純正指定のCをハブベアリングへ塗布)
- スズキスーパーグリスH(ハブのナットやスピンドル内にスズキスーパーグリスHを塗布)
マニュアルフリーハブカバーの部品
- ギザギザのワッシャー
- ハブカバーのガスケット丸型
- ハブカバーのOリング
- ハブカバーのガスケット星形
- サークリップ(Cクリップ)
注意する事
ナックルのオーバーホールで気をつける事は密封性を高め水やゴミの侵入を防ぎ、内部のグリスやベアリングの劣化を防ぐ事が目的なので新品の部品を守るためにもサービスマニュアルで指定されている高耐久の極圧、耐熱耐油耐水耐摩耗性に優れたスズキ純正のスーパーグリスを使う事で圧倒的な耐久性が生まれます。また部品の設置面に液ガスやThree Bondoを塗布 ネジ部にも液ガスを塗り水や湿気の侵入を遮断
重要な補修剤
圧がかかる部分にはスズキスーパーグリスHを塗りました。(ナックル内、ナックル外、ハブのナット部やスピンドル部、マニュアルフリーハブ)
スズキスーパーグリースC
ベアリングには全て純正のサービスマニュアル指定のグリースCと塗布 上の方は重量で落ちるらしいので、新品のキングピンベアリング内部に入れ込み、アウターレースにもはみ出るくらいたっぷり塗った(社外品でキタガワさんが出しているグリースホルダーもあるらしいでもその分プレロード調整なども必要になるらしい。今回はフル純正仕様で組みました。)またハブベアリングにも塗布
セメダイン366EとThree Bondo 1215
部品同士の接合部や設置面は密封性や耐水性を高めるためサービスマニュアルのセメダイン366EやThree Bondo 1215を塗布しました。使用したのはナックルのリテーナーとナックル間、リテーナーとナックルオイルシール間の設置面です。
こちらは大好きなレストアYoutuber シュンヤのガレージライフさんで紹介されていたThree Bondo 1207Cです。キングピンに使用した耐水耐油性の高い赤ボンドです。
Wako’s 液体ガスケット
リテーナーやキングピンにはネジロック剤が指定されていますが、ボルトが折れるのがこわいのです液ガスで水の侵入を防ぐように塗って取り付けました。
今回16本のボルトが折れて折れたボルトを病院送りにする為に追加購入した工具
- Kyocera インパクトドライバーCID1130
- ステンレスインパクト ドリル刃2.8m
- 逆タップM6からM8
- 手回し逆タップ
- 焼きの入った強力で2度と折れないM6とM8のボルトと焼きのスプリングワッシャー