JA11ジムニーの魅力

JA11ジムニー(30年前のジムニー現在2022年)の1番の魅力その1エンジンが鋳鉄製

そして見た目だけではなく私が1番惚れたのはエンジンが鋳鉄製エンジンのF6Aエンジン搭載という事である。　高圧縮に優れてとても丈夫な炭素(C)を多く含んだ鉄(FE)だからだ。現代の車はほとんどがコスト削減や量産型になり軽量化と丈夫さを兼ね備えているアルミエンジン

鋳鉄は高圧縮に優れ、非常に丈夫な鉄である

現代の主流であるアルミ製のエンジン(はコストが安く重量が軽いというメリットはあるが、アルミは熱に弱いというデメリットもあるアルミの融点は600度と言われていて鉄の中では低い方だ)を主体としている中、JA11ジムニーのエンジンはアルミエンジンと違い鋳鉄製のF6Aエンジンはオーバーヒートしたとしても熱膨張に強いのでとてもタフだ。

アルミは熱膨張で内部が変形してしまうほど深刻な状況に陥りやすい

JA11の魅力その2 歴代ジムニー最強と言われる低速パワーとリーフスプリング(板バネのサスペンション

板バネリーフスプリング高重量にも耐えられるが乗り心地が悪い。軽トラの後ろ側にも採用されている。

JA11ジムニーは山登りと貨物のために作られた4ナンバー(軽トラと同じ登録の為税金安い）のパワーが取り柄の車であり、低速のパワーがめちゃくちゃ強いギア比があまりにも大きい為1速は10kmもでない(純正のギアはエンジンが役4回転してようやくタイヤが1回転するくらいのギア比です。)2速でようやく30km 5速で100kmは出せるが、回転数が5000回転以上になりインタークーラーターボずっと効きっぱなしの為油温が上がりやすいので完全ゆっくり山登るための車で高速では余りにも走れない。クロカンや山登りする方はよくダウンギア変えてさらに低速パワーを得ています(役エンジン7回転でようやくタイヤが一回転するくらい)

サスペンションは現代主流の乗り心地の良いコイルスプリングとは違い、丈夫でタフ、高重量にも耐えるシンプルで丈夫なリーフスプリングを採用。リーフは乗り心地が悪いのが特徴でもある。ただコンビニに行くだけでもサファリパークを走っているかのような緊迫感とワイルドさを味わえるくらい揺れる。　天井に釣り竿を下げていたこともあったがすぐに落ちてしまい、人と会話するのも聞こえづらいほどの騒音と揺れがあるのも特徴だ。JA12以降はライバルであった三菱のPajero Miniの乗用車仕様を発売したため、JA１２以降のジムニーは乗用車仕様でサスペンションもリーフスプリングからコイルスプリングに変更され、内装も鉄むき出しだったJA１１に比べ乗用車のように内装にカバーなどもついている。

ジムニーの魅力　その3　強靭なラダーフレーム構造

通常車は　足回りとボディが一体型のモノコック構造ですが　もしボディに深刻なダメージがあると足回りに影響して走行不能となってしまいます。

ジムニーやランドクルーザー　ジープなどは元々戦場で採用していたラダーフレーム(強靭な足回りにエンジンやミッションがの乗り、その上に箱型のボディが乗るので　ボディに銃弾を受けようが、へこんだり無くなろうが深刻な問題では無いです。正直ボディは飾りで、なくても走行出来るといカッコいいタフな構造です　その為コストが高くなり大量生産型には向きません。